YEGとは


「YEG」 (若き企業家集団)とは商工会議所青年部の英語名(Young Entrepreneurs Group)の頭文字をとったもので、同時に商工会議所青年部の持つコンセプト(若さ、情熱、広い視野)を持った経営者=Youth,Energy,Generalistを表しています。

春日部商工会議所青年部とは、春日部商工会議所の内部組織として位置づけされ、次代を任される45歳までの若手経営者(経営後継者)による、春日部をより良くする為の団体です。

綱 領

商工会議所青年部は

地域社会の健全な発展を図る商工会議所活動の一翼を担い次代への先導者としての責任を自覚し地域の経済的発展の支えとなり新しい文化的創造をもって豊かで住みよい郷土づくりに貢献する。
指 針

われわれ青年部は 一、地域を支える青年経済人として 先導者たる気概で研鑽に努めよう


一、国際社会の一員であるべき国際人としての教養を高めよう

一、豊かな郷土を築くために 創意と工夫 勇気と情熱を傾けよう

一、文化を伝承しつつ 新しい文化の創造に向かって歩を進めよう

一、行動こそ時代を先駆けるべき青年の責務と信じ 力を合わせ 国の礎となろう
YEG宣言

私はYEGとして、夢に挑む。
私たちはYEGとして、地域を愛する。
すべてのYEGは、連帯の証となる。
YEG宣言趣旨

私(商工会議所青年部会員)はYEGとして、夢に挑む。商工会議所青年部会員は、YEG精神の下に、研鑽 と交流を通じて、企業家精神をより一層高め、大きく成長していかねばならない。一人一人のYEGは、自らの企業の発展を原点として、さらに地域社会への貢 献を考え、それぞれの夢に若さと情熱をもって積極果敢にチャレンジし、経済人としての自己実現を図っていかねばならない。私たち(商工会議所青年部)はYEGとして、地域を愛する。商工会議所青年部は、地域を愛している。活動 の基盤を地域に置き、独自の歴史と文化、その地域の特性を十分活かして、豊かな住みよい地域を創造していく。一人一人のYEGが、そして若き企業家集団で あるYEGが、次代の地域の担い手として、今後とも商工会議所活動の一翼を担い、より活力ある地域経済社会の実現に向けて全力で取り組んでいく。すべてのYEG(日本YEG)は、連帯の証となる。全国商工会議所青年部連合会(日本YEG)は、すべて のYEGの連合体として、日本商工会議所の方針を踏まえ、YEG(若き企業家集団)のビジョンを内外に示し、各地青年部の活動支援・調整、組織強化を行 い、そのネットワークを最大限に活かして、地域の枠を超え、青年部の活性化と機能強化を図っていく。そして、私は、また私たちは、全国的な交流を促進し、 YEG精神の一層の高揚を図り、連帯の証となる。



「綱領」 と「指針」 の策定

商青連創立5周年(1988年)を記念し、商青連会員青年部を対象に「これからの青年部を考える」 に関するアンケート調査を行い、寄せられた意見、要望を参考にしながら、「これからの青年部への提言」 としてとりまとめるとともに、その内容を青年部活動の拠り所ともいうべき「綱領」 と「指針」 に集約した。 この内容は5周年記念誌「明日への挑戦」(B5判、96ページ)に掲載し、第6回中央研修会の資料として活用するとともに会員、特別会員に配布した。

令和7年度スローガン

『 Be Hope 』
~最高の仲間と繋ぐ希望の未来~




春日部商工会議所 青年部

令和7年度 会長 田中 聖嗣





会 長 所 信
 私は31歳で青年部に入会し、早いもので10年という年月が経ちました。それまで地域の団体に属したこともなく、知り合いが一人もいなかった私にとって、青年部への入会は未知の世界であり、期待よりも大きな不安と迷いが心の中にありました。入会するために向かったはずの理事会への足取りは重く、緊張しながら扉を開けた時の感触、緊迫感が漂う会議室、居場所が無く急いで帰ったあの日の事を今でも鮮明に思い出します。そこからしばらくの間、会に参加し続けるものの青年部を楽しめていなかった私ですが、様々な役職と与えられた責任をこなしていく中で、活動へのやりがいや成果が出たときの達成感、気軽に相談できるメンバーが少しずつ増えていくことに喜びを感じるようになりました。そして気付いた時には自ら積極的に足を運ぶようになり、温かく迎えてくれる仲間がいることで、どこにでも自分の居場所が青年部にはできていました。ここにいれば自分を変えられるかもしれない、成長できるかもしれない、新しい景色が見られるかもしれない。楽しさあまりに夢中になって参加をしていましたが、今思えば心のどこかでそのような「希望」をこの青年部に求めていたのだと思います。私の中で不安と迷いが希望に変わっていった10年間でした。

 そうした中で令和7年度、令和8年度の2年間、春日部商工会議所青年部の会長という重責を担う機会をいただきましたこと、大変光栄に思うと共に、その責任の大きさを深く感じています。私にとって青年部は自身の成長の場であり、人生をより豊かにしてくれる特別な場所です。春日部YEGとの出会いは私を大きく変え、この場所で得た仲間との絆や経験は、何物にも代えがたい財産であり、未来への希望でもあります。この大切な青年部をさらに発展させ、次の世代へと繋ぐため、全力で取り組んでまいります。


「Be Hope(希望となれ)」

 今年度のスローガンには春日部YEGが周りの人にとって「希望の象徴」でありたいという強い想いを込めています。私たちが研鑽と交流を重ねる事で得られる成長は、YEGの未来、地域の未来、そして自身の未来に繋がっています。青年部が成長し、力強く活動する姿が、地域社会や自社業、仲間、そして家族にとっても「希望」となり、これからも周囲にとって必要な団体として存続できると信じています。2年の活動を終えた時にはメンバー一人ひとりが「私が希望である」と胸を張って自信や誇りを持てるよう、自身と仲間の成長に期待しながら積極的に活動に参加していきましょう。


信頼できる「最高の仲間」と


 私にとって青年部の仲間とは組織の中で同じ夢や目的を共有できる存在であり、友達とは異なります。同じ目的を追いかけるからこそ、時には激しく意見をぶつけ合い、想いがすれ違うこともあるのです。しかし、協議を重ね、活動を続ける中で共に悩み、笑い、汗を流す事で絆が深まり、事業を終えた時には信頼できる仲間となっています。一人では難しいことでも信頼できる仲間と共に挑むことで実現できる可能性は無限に広がっていきます。私も数々の事業を通してこの事を強く実感してきました。あの人が頑張っているなら自分も!と互いにそう思える仲間と一緒に未来を築くことは、何よりも心強く、そして貴重な経験となります。この2年間も様々な事業の中で会員相互の親睦を深め、「最高の仲間」と思える関係作りを目指しましょう。真剣に向き合った分だけ一生付き合える仲間が見つかります。


春日部YEGの「希望の未来」へ


 令和8年度には、春日部YEGが商工会から移行をして30周年を迎える大きな節目となります。長い歴史の中で諸先輩方が希望を抱き、情熱を燃やした一瞬一瞬は私たちの現在、そして未来にも繋がっています。また、歴史は時として私たちがこれからの活動を続けていくための指針となります。それらを再確認するためにも商工会時代から連綿と受け継がれてきた諸先輩方の想いと、これまでの歴史をしっかりと振り返り、未来につなぐことで、次の30年への第一歩を踏み出していきます。そして強い絆で結ばれた仲間と共に次のステージへ挑戦していく中で、私たち自身が思い描く「希望の未来」を創造していきましょう。


結びに


 YEGは参加すればするほど楽しくなります。大きな事業を乗り越えれば乗り越えるほど好きになっていきます。卒業は45歳。青年部で過ごせる時間は一見長いようで、終わってしまえばあっという間です。その中で人は心が強く動かされない限り、何気ない日々の活動は簡単に忘れてしまうものです。だからこそ、10年後に青年部を振り返った時、メンバーの中に今日という日が色濃く残り続けるように、心を熱く震わせる春日部YEGでありたいと強く願います。
 そして春日部YEGの未来を創るのは、他の誰でもなく、私たち自身です。仲間と共に手を取り合い、信念を持って活動を続けることで、青年部は希望の象徴となり夢を託される存在となっていきます。共に新たな一歩を踏み出し、最高の仲間と繋ぐ希望の未来へ向かいましょう。2年間、どうぞよろしくお願いいたします。


令和7年度・8年度の基本方針
令和7年度、8年度は、以下の活動を中心に取り組み春日部YEGのさらなる発展を目指します。


1.地域の活性化事業

地域が抱える問題の解決手段、または新たな賑わいの創出方法などの知識を習得した上で、地元に愛され、信頼され、必要とされる団体であり続けるために、地域活性化に繋がる活動を実践します。また、地域とのふれあいを大切にした夕涼みフェスタと商工まつりも企画し、未来の春日部を創る子どもたちの郷土愛を育む中で、メンバーの学びにも繋がる事業を展開していきます。


2.青年部の周知徹底と会員増強

どんなに素晴らしい事業を行っても周りがそれを知らなければやっていないのと同じです。春日部YEGの活動とその魅力を積極的に発信し、地域での認知度向上を図っていきます。また、発信力を高めることで、新たなメンバーの発掘にも力を入れ、会員数の拡大にも繋げていきます。


3.メンバー内の交流促進

青年部の活動の原点は仲間との絆です。会員相互の親睦をメインとした事業を開催し、交流を深めることで信頼関係を築き、帰属意識と単会としての結束力を高めます。仲間との絆が深まれば、青年部の活動はさらに活気づき、強い春日部YEGとなっていきます。「最高の仲間」になる第一歩は交流から!


4.対外との交流の推進

7年度は若手のメンバーを中心に多くの出向者を輩出することができました。出向者や委員会と連携を取りながら埼玉県連の事業を始めとし、関東ブロックや日本YEGの事業にも可能な限り参加していきます。また、同じ地域で活躍する青年団体との交流も積極的に行い、交流の中で得た新たな視点やアイデアを見つけ単会に取り入れることで、活動の幅を広げます。東部地区のYEG(草加YEG・越谷YEG)との交流も継続し、他単会との新たな事業の可能性も模索していきます。


5.研修を通じたスキルアップの支援

地域を支える青年経済人として、研修は欠かせない要素です。経営に関する実践的な知識やリーダーシップ、地域社会の課題解決力を高める研修等を充実させ、メンバーの成長と会全体としてのスキルアップを図ります。そして今年度は各支部で今のメンバーに必要だと思う研修テーマで企画していただきます。支部の中で活発に意見を交えながらゼロから作り上げる研修会には新たな視点とこれまでの枠に捉われない発想を期待します。支部が一丸となり設える研修会には学びだけでなく支部愛の醸成にも繋がります。


6.30周年記念事業の開催

令和8年度には春日部YEGが30周年という大きな節目を迎えます。この歴史ある記念すべき年に、これまでの活動を振り返り、感謝の思いを形にするために記念事業を開催します。OB・OG、関係諸団体の皆さまと共に、これまでの歩みを振り返るとともに、未来へのさらなる発展を誓う場を作ります。
 
令和7年度 組織図
令和7年度 委員会名簿